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さようなら「オリエント急行」

近代ヨーロッパ文化の象徴として、1883年(明治16年)に運行開始された「オリエント急行」

が2009年12月12日の運転が最後となり、126年のその歴史に幕を閉じた。

「オリエント急行」は、フランスのパリからトルコのイスタンブールまでを繋ぐ鉄道として、多

くの人々に愛され続けてきました。フランス、ドイツ、オーストリア、ルーマニアを経て、当時

のオスマン帝国に続きます。

開業当時は、多くの富裕層が「走るホテル」を楽しんだとされていますが、その後は、大衆

列車になり、様々な思いを乗せて走り続けました。

日本では、アガサ・クリステイの「オリエント急行殺人事件」という作品で、とても有名になり

ました。私も、このように「オリエント急行」がなくなってしまうと知っていれば、一度は乗っ

てみたかったと、今更ながら、悔やんでおります。

「オリエント急行」が廃止となった背景には、欧州における鉄道の高速化があるようです。

国と国をつなぐ鉄道は、少ない原料で、大勢の人を運ぶツールとしてのメリットは大きく、

現在は高速鉄道に押されて、従来の急行列車がその姿を消しつつあるようです。

スピード化の時代、窓越しに見られるのどかな風景、情緒あふれる長旅、世界中から集まる人々との交流など文明の進化の過程で、見られなくなっていくことも必然なのでしょうか。

しかし、体験した思いでは、永遠にその人々の心の中で、生き続けることでしょう。

折りしも、今年2009年は欧州連合初代大統領にベルギーのヘルマン首相が就任された。

19世紀のヨーロッパで、ベルギーの銀行家ジョルジュによって発案され、資本主義(夢の

鉄道)の象徴とされた「オリエント急行」が、2009年に廃止されたことが興味深い。

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